(株)近代消防社様 開発事例
~心電図マスターアプリ~
心電図マスターアプリは、医療従事者向けに開発された心電図判読の学習支援アプリです。研修医、看護師、救急救命士、救急隊員などが独学でモニター心電図の読み取りを習得できるよう、実践的な問題演習や解説コンテンツを提供しています。日常業務に即した出題内容とわかりやすい解説により、初心者から経験者まで幅広いレベルの学習をサポート。体験版と有料版が用意されており、学習の進捗に応じてステップアップが可能です。現場で役立つ知識を無理なく身につけられるよう設計された実践型教材アプリです。

- 医療・教育
- スマートフォン
- iOS・Android
- Flutter
お客様について
株式会社近代消防社様は、消防・防災・危機管理分野に特化した専門出版社です。月刊誌『近代消防』を中心に、法令集・試験対策書・教育教材など、実務に直結する幅広い出版物を発行されています。また、消防通信講座や防災教育用DVDの制作販売も手がけ、知識や技能の習得を支援されています。さらに、人材紹介事業「成功会」では、消防OBの経験を活かしたセカンドキャリア支援も展開。消防関連グッズを扱う「FireFighter応援Shop」も運営されており、現場を支える多彩なサービスを提供されています。「消防と共に歩む」を理念に、安全で安心な社会の実現に貢献されている企業です。
Support Book 研究会様は、救急救命士の大河原治平様を代表とする「あらゆる職業人をサポートする著書、CD-ROMなどの発行」を目的とする任意団体です。今回、心電図の判読を学ぶアプリのコア部分をご提案いただきました。
Support Book 研究会
開発・導入に至った背景
「医療職であれば心電図を読めて当然、という認識を一般の方々から持たれている一方で、実際には『モニター心電図の判読に自信がある』という医療職は決して多くありません。私自身、救急救命士として現場に立っていますが、周囲を見渡しても自信を持って心電図を読める人は少数派です。特に看護師や研修医の方々も、同様の悩みを抱えているように感じます。この“期待と現実のギャップ”に苦しさを覚える医療従事者の力になれるような、実践的な学習ツールの必要性を日々感じていました。」
~ 救急救命士 大河原 治平 ~
「現場で活躍されている大河原様からの率直な声を受け、私たち近代消防社としても、医療職の方々が自信を持って心電図を読み取れるようになるための支援ができないかと考え始めました。『心電図マスターアプリ』は、そうした現場の声に基づいて、医療職の皆様のスキル向上に寄与する学習支援ツールとして開発プロジェクトをスタートしました。検討にあたり、忙しい医療現場でも効率的に学べるよう、スマートフォンアプリ(iOS/Android)を前提とし、モニター心電図の判読を基礎から段階的に学べる機能に加え、有償版・無償版のプラン分けも計画し、開発から運用・保守まで包括的に支援いただけるパートナー企業への依頼を前提にプロジェクトを進める方針としました。」
~ 近代消防社 石井 政男 ~
フロンティア・システムソリューションズを選んだ理由
今回の開発にあたっては、20社以上の開発会社から提案を募り、提案内容や実績をもとに最終的に4社へ絞り込みました。そのうえで各社と打合せを行い、最終的にフロンティア・システムソリューションズを選定しました。
同社はスマートフォンアプリ開発の豊富な実績を有し、企画・設計から開発、ストア申請、運用・保守まで一貫してサポート可能な体制が整っており、アプリ開発経験がない当社にとって大きな安心材料となりました。教育分野での開発実績も豊富であり、学習アプリの開発において高い提案力を感じました。
そして何より、複数社の担当者とお話しする中で、フロンティア・システムソリューションズの担当者の誠実さや丁寧な説明、柔軟な対応力に安心感を持てたことが、最終的な決め手となりました。技術力だけでなく、人として信頼できるパートナーであると感じ、開発をお願いする運びとなりました。
Support Book 研究会 大河原治平 / 近代消防社 石井 政男